2026/10/13 11:11

先月、子どもが保育園の頃に通っていた療育施設でイベントがあり、参加してきた。

去年も声をかけてもらったのだけれど、子どもの体調不良で行けず、今回は約1年半ぶりの再会だった。

先生たちに歓迎される子ども。

素直に喜んだり、はしゃいだりするのかと思いきや、嬉しいけれど、なんだか恥ずかしい。

小学2年生の男児の中で、いろいろな感情が一気に押し寄せているようだった。

今まで見たことのない子どもの表情や反応に、なんだか成長したんだなあと感じた。

けれど、すぐにいつもの調子を取り戻し、はしゃぎ回って思いっきり楽しむ子ども。

そんな姿を見ていたら、こういう場を設けてくれた先生たちへの感謝が、改めて込み上げてきた。

イベントの最後に、先生たちが同じテーマでそれぞれ描いたイラストの中から、気に入ったものに投票することになった。

渡された丸いシールは、ひとり一枚。

わたしと夫も、それぞれ気に入ったイラストをひとつ選んで、シールを貼った。

すると子どもは、「ぜんぶ!」と言って、すべてのイラストにシールをひとつずつ貼っていった。

先生たちも、全部に貼った子は今までいなかったようで、驚いていた。

わたしも、その姿にハッとさせられた。

全部がいいと思った、その素直な気持ち。

ひとつだけ選ぶというルールに、とらわれないこと。

そして、それが「誰かを傷つけたくないから」という気遣いからではないこと。

無意識のうちに、枠の中に収めようとしている自分が、こんなところにもいたなんて。

こうして子どもに気づかされることが、たくさんある。

きっと自分の中にもあったはずなのに、
いつの間にか落としてしまっていた欠片。

それをひとつずつ拾っていく瞬間が、尊い。