2026/07/13 20:45

わたしが花瓶を作るのは、自分自身を追い詰めて、生きづらさを抱えている人にとって、
何かしらの気づきや、自分を大切にするきっかけになればいいなという思いがあるからだ。
花の存在感と、その空間に与える影響は、とても大きい。
自分の定位置から見える場所に、一輪でも花があると、気づけば自然と視線を向けている。
水は汚れていないかな。
花は元気かな。
枯れてしまったところはないかな。
そんなふうに、最後まで大切に飾ってあげたいと気にかけている。
花はやがて枯れてしまう。
でも、その「今しかない美しさ」があるからこそ、造花やドライフラワーにはない魅力があるのだと思う。
自分のために花を飾ることは、自分を大切にすることにつながる。
わたしは、そう信じている。
頑張りたいのに、頑張れない自分。
誰かと比べて、自信をなくしてしまう自分。
人とうまく付き合えない自分。
自分のことが大嫌いで、早くいなくなればいいとさえ思っていた、過去の自分へ。
「自分を大切にする」という生き方を知ったとき、どれほど心が救われたことだろう。
何気ない日常の中で、「生きていてよかった」と思える瞬間は、少しずつ増えていった。
そんな変化が、一輪の花を飾ることから始まる人もいるかもしれない。
その小さなきっかけを届けられたら。
そんな願いを込めて、今日も花瓶を作っている。
